指圧整体に関して..![]() |
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| 指圧・整体はなぜ身体に良いか? 病気や、身体の不調は、免疫力、自然治癒力、生命力、抵抗力が低下して、病気や身体の異常、変調がおこっているのだ、ということです。 現代人の身体の異常・変異(歪み)は、外から来る要因を外因(外感六淫-風・暑・湿・燥・寒・火)と呼びます。それだけではなく、内側からの要因を内因(七情-怒・喜・思・憂・悲・驚・驚、飲食、労逸、瘀血、痰飲)でおこっているのです。免疫力、自然治癒力、生命力、健康維持力の低下により様々な症状が表れているということです。東洋医学では気、血、水のバランス、臓腑の協調、陰陽の盛衰が崩れた時・人体の相対的平衡・生体のバランスが崩れた時、病気が発症すると捉えます。 私たちの身体は、様々な病気や、病原菌に対する抵抗力を潜在的には持っているにもかかわらず、それがうまく活用されていないのです。私たちの身体はもっと健康に生きるための可能性を秘めているにもかかわらずそれを活用していません。 見かけ上、病原菌やウィルスによっておこっている様に見える病気も根底には、免疫力、健康維持力の低下があります。つまり病気にかかるのは三つの基本的なことがあり、一つは病原菌、二つ目は侵略、三つ目は感受性のある個体です、一つ目と二つ目は自分の力では防ぐことができませんが三つ目こそ自分を守る最後のとりでです。ここを守れば病気を防げます、又軽くすみます。例えば、風邪のウィルスは空気中にたくさん漂っていますし、みんなそれを吸い込んでいます。しかし、風邪になる人とならない人がいます。その違いが免疫力システム・免疫力、健康維持力、生命力の違いです。私達の身体の中には異常なものが体内に侵入してきたときにそれを抑える様々な仕組みがあります。あやまって皮膚を傷付けてもちゃんと元通りに治す仕組みがあります。 病気の人も、 あるいは病気ではないけれども身体に不調のある人も、全てその治しかたは身体が分かっています。全ての人には健康を維持する機能、病気を治す機能が備わっています。これが自己治癒力です。自己自然治癒力、免疫力、健康維持力、生命力を高めれば、世界中のどんなに優れた医者より、身体がうまく機能して、きちっと健康になれるはずです。 指圧・整体はその免疫力、自然治癒力、健康維持力、生命力を高めるのです。人間を形成している60兆の細胞の一つ一つを活性化するために気血(エネルギー・栄養)の流れをスムーズにし、気・血流を促進することが先決問題です。そして、自律神経のバランスを正常にすることです。それにより身体各部が養われ、保護防衛されて臓腑は協調し、陰陽も調和するのです。もちろん、バランスのとれた食事も不可欠で、しかも腹八分目が秘訣です。何も肩凝りや腰痛のときだけでなく、健康法として、定期的に指圧をうけていると、異常を自分自身で早めに見つけることができ、健康維持力、免疫力が高まって病気を予防したり治療したり出来るのです。正に最高の主治医は己をおいて他にはないのです。ですから指圧整体はその力を側面から援助できる最善のサポーターと言えます。 |
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| 東洋医学の世界観 東洋医学では全てを自然に準えています。自然界には光と影、つまり「陰と陽」があります。 また自然界は「植物、熱、土壌、鉱物、液体」からなり、それぞれ「木、火、土、金、水」の五行 で表現され、全てのものはそのいずれかに属します。これが東洋医学の基本概念「陰陽 五行学説」です。男は陽、女は陰。肝、心、脾、肺、腎、心包の六臓は陰。胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦の六腑の陽は五行に属します。臓と腑が一対になって互いに助け合いながら 生命を維持しているのです。東洋医学では体内に気(エネルギーのようなもの)が循環する通路のことを「経絡」と呼び、人間の身体、六臓六腑にエネルギーを循環させているのです。内 臓に病気が発生するとその臓に関係する経絡に異常が発生し、特に反応が強い場所が「経穴」、所謂「ツボ」なのです。6000年とも4000年とも言われる連綿と蓄積されてきた理論と施術なのです。東洋医学は予防医学、「未病の治療」を重視し、「病気を治すより病人を治す」を主眼にします。いわゆる部分的な治療ではなく、気の流れる経絡、ツボの刺激し、気の流れををスムーズにし、臓腑協調、陰陽調和などの全体治療で原因までも治療することなのです。 |
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| 指圧・整体の特徴と作用 病気の予防と治療・修復。そして手技療法の中で群を抜いて安全性が高く、治療効果が高く、即効性がある。短時間の治療で大幅に症状を改善することができ、副作用がありません。 経絡(気の通路)を調整する・・・経絡や経穴(ツボ)を刺激し、経絡を疎通させることによって気血の流れを改善し、痛みを軽減、臓腑肢節、気・血・水の流れをを調整することができる。 筋・靱帯・腱の緊張を解除する・・・痙攣した筋を伸ばし緩和させることで、筋の痙攣を止めることが出来、また疾患部位における血液循環を改善し、疼痛を軽減することができる。 脊柱・骨盤・関節・四肢を矯正をする・・・退行性変化などによって変位した脊推・骨盤を矯正する ことができる。 陰陽を調和する・・陰陽の偏盛・衰を調整し、崩れた陰陽のバランスを回復することができる。 細胞、組織の修復をする・・・血液循環を改善し、血流量を増加させて新陳代謝を高め、溜まった組織液や老廃物を取り除き、腫脹をひかせ、損傷した組織を修復することができる。 |
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| 経穴(ツボ)療法 ■ツボを刺激すると、全身の臓器・器官の働きや気、血液、体液(例:リンパ液)などの流れが促進され、新陳代謝が活性化します。体の中に点在する一つ一つのツボが、肝臓や腎臓などの全身の各臓腑、器官に呼応しているのです。 ■リンパ系は、不要になった細胞組織の老廃物や余分な水分を押し流して、体全体の調子を整えるという重要な役割を担っています。むくみや肥満を予防し、体が正常な状態を維持する為には、リンパ液が常に淀みなく流れている必要があるのです。 ■身体全体の調子が整えられ、自然治癒力、免疫力が高まる作用があります。精神的に癒され気分が爽快になり、疲労回復などに即効性があります。 |
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| 疾病の元凶は? 人体局部の病理変化は、往々にして全身の臓腑の協調、気・血・水のバランス、陰陽の盛衰に関係し、人体の相対的平衡が破壊されたときに疾病となります。人体は陰陽のバランス平衡、人と自然のバランス平衡を保たねばらならないのです。即ち、自然のリズムに沿った生活をしなければならないということになります。 しかし、季節の変化に伴い「気・血・陰陽」も相応した変化をするのです。これにより、五臓六腑の機能が低下し、協調が崩れる事により疾病を招いてしまいます。つまり気・血の滞りが疾病の元凶であり、適切な施術を通じて、これらを治療すのが私たち経絡指圧整体師の役割、責任と思っています。 |
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| コリの正体は? 1.筋肉が硬くなる:運動したり、同じ姿勢をとり続ける事等で筋肉疲労が起こります。これによ り硬くな った筋肉が血管を圧迫し、血液の流れが悪くなった状態が考えられます。 2.気・血液の滞り:硬くなった筋肉が、血管を圧迫することにより血液の流れが悪くなります。 この状態もコリを引き起こす原因です。 3.神経のダメージ:硬くなった筋肉を放置すると、筋肉が末梢神経を傷つけ、痛みや痺れを引き起こす原因となってしまうのです。 |
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| たとえば肩こりは? 肩こりは多くの病気からくる共通の症状であって、「風邪は万病の因」「肥満は万病の因」と言われるように、「肩こりは万病の症状」なのです。内臓(五臓六腑の相互協調)が直結して関わっていることを考えなければいけません。 例えば、 1.目からくるもの(新聞のような小さな文字を読んだり、長時間テレブやパソコンと向き合うなど目を酷使した場合や、度の合っていないメガネやコンタクトも目を疲れさせます。眼精疲労と言われて、頭痛、悪心になる) 2.内臓からくるもの(胃腸のほかに腎臓、肝臓、膵臓なども原因になるが暴飲暴食、間食などが胃に負担をかけ、肩が凝る元凶となていることが断然多い) 3.腕などからくるもの(長時間、腕を動かしたり、重いものを持ったりすれば筋肉は強張ります)。 経絡、ツボの全身施術は全身の組織、臓腑、器官、肢節、骨格などの気血の流れをスムースにし、経絡調整、臓腑協調、陰陽調和を行い、筋、関節の伸展による脊柱・骨盤の矯正、疼痛の軽減、疾病の修復、改善などによる全細胞の活性化に伴う自律神経のバランス平衡、ホルモン分泌の正常化、健康回復・維持・増進へと繋がります。 病院で日常行われている局部治療では症状が緩和されても根本の原因を直さなければ、又元に戻ってしまいます。全身指圧整体の本当の意味がご理解いただけると思います。 |
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人体は五臓を中心に経絡を通じて六腑、五官、五体、四肢、組織、器官、百骸を関結、統一した有機的整体で、気・血・水の作用を通じて人体の統一・協調した機能活動を完成し、腺細胞より分泌されるホルモン(相互に刺激、抑制しながら、神経系と共に外界の変化に対する適応や体内の諸器官の協調・調和を保つ)により統制、調和がとれるのです。又、自律神経のバランス平衡により血管や内臓の機能、循環、呼吸、体温調節などをを自動制御しているのです。
私たちの身体には経絡(12経脈、15絡脈、8奇脈)が流注し、その経脈の内外を衛気、営気の2気(気血)が順序正しく運行し、身体各部を養い、保護防衛し、健康を保っています。気血の流れが乱れたり、経脈に故障があると病気になるのです。特に重要な12経脈と身体の正中を流れる任脈、督脈を加えたものを14正経と呼んでいます。気の流れる道を経絡といいます。この経絡は循環器系と神経系を包括しています。
人間の身体の30兆の細胞一つ一つに独自の小器官を備え、脈管系で送られた栄養や酸素を摂取して新陳代謝を行い独自の機能を行っています。筋細胞は筋肉を、骨細胞は骨を、腺細胞は消化酵素やホルモンを、神経細胞は五感、記憶、創造、思考を行います。内分泌等の腺細胞より分泌されるホルモンによって統制、調和のとれた働きが営まれ、精神と身体の円滑な発育、活動が続けられるのです。この細胞が弱ったり、停滞したり、ストライキを起こすことによっていろいろな病気が発生するのです。体がだるくなったり、強張り、凝り固まったり、力が抜けて虚脱状態になり元気がなくなった時、細胞の働きが弱まり万病を引き起こす原因になるのです。
病気に打ち克ち、万病を予防し、健康を維持、増進させるために、微細の各細胞が独自の機能を充分に発揮できる環境を作り出すことで新陳代謝を活発にし、コリを除いて柔軟な弾力性のある素直な身体にすること、それには気血の流れを正常に、スムーズにすることが先決問題であり、根本です。これにより健全な精神も培われるのです。身体に栄養を与え、養っているのは気血なのです。 指圧・整体はまさに、この為に長年に渡り、人間本来の姿を取り戻すべく、理論と実践の蓄積と研究を積み重ね、進歩を続ける手、足、身体を駆使した施術なのです。
健康管理で重要なのは「免疫力」「自然治癒力」を高めることである
細菌、ウイルス、異物、外敵に抵抗する力を免疫力と呼びます。また、ガンを撃退するのも免疫力です。エイズなどの後天性免疫不全症は体内の免疫力が急激に衰えることによって、様々な感染症が続発し、ついには死に至る病気です。外敵から人体を守るメカニズムが免疫です。そのメカニズムがしっかりと機能している状態を「免疫力が強い」と表現し、そのメカニズムが乱れ、衰えている状態を「免疫力が弱い」と表現します。
人体の外敵とは、ウイルスや細菌だけではありません。チリやホコリ、体内で芽生えたガンも外敵なのです。免疫を担当し、人体を守る主役になっているのが、いわゆる白血球のうちのマクロファージ、顆粒球(好中球など)、リンパ球(NKナチュラルキラー細胞、、、、など)です。もちろん、皮膚や涙、唾液なども人体を守っていることを忘れてはいけません。人体には平均して、一日約3000個以上のガン細胞が芽生えています。そのガン細胞を排除するのはまさに免疫力です。排除されないで定着したものがガンなのです。ガンを予防するためにも、免疫力を高める工夫をすることは、健康管理をしていく上で、たいへん大きなウエイトを占めているのです。
大まかにいうと、身体内に「異物」「外敵」=「非自己」が侵入した時、それに気づいて、追い出そうとする働きが「免疫」です。
人体は、もともとの自分の身体成分と他のものとを見分ける能力を持っています。生まれながら持っているもともとの細胞や成分を「自己の細胞」「自己の成分」と言います。身体内にこれ以外の「非自己」(チリ、ホコリ、空気中の有害成分、花粉、食物、細菌、ウイルス、ウイルスに感染した細胞、がん細胞、シミ、ソバカス)が侵入してきた時、身体はそれをすみやかに排除しようとするのです。
身体周辺のチリやホコリ、空気中の有害成分、花粉などまた、毎回の食事で食べる食物そのものもすべて非自己成分です。これらは口、鼻、目から体内に入ります。怪我をして傷口ができたときは、その傷口から侵入してくることもしばしばです。広範囲な火傷をしたときは、大量の異物が人体に入り込んできます。他人から飛沫して口や鼻から侵入してくるインフルエンザウイルスは手ごわい「非自己」ですし、怪我の傷口を可能させる細菌もまた厄介な「非自己」です。体内に飛び込んできたウイルスはどこかの細胞に寄生し、そしてその細胞内で増殖します。インフルエンザウイルスは喉の細胞内で増殖しますし、一般の風邪のウイルスは鼻粘膜で増殖します。エンテロウイルスというウイルスは大腸に寄生して増殖します。これらのウイルスに冒された細胞はすべて「非自己」の細胞となります。さらに、体内で突然変異を起して芽生えた細胞も「非自己」です。本来の自己の細胞とはわずかに違う姿をしています。ガン細胞がこのタイプの「非自己」細胞の代表です。シミやソバカスになる細胞(色素細胞が突然変異をおこしたもの)もこのタイプです。人体は、ある細胞を「自己」「非自己」か判断して見分け、非自己を排除しようとしています。これが「免疫」というシステムなのです。
免疫システムの中では、さまざまな役割をになった細胞や成分が活躍しています。
マクロファージ・・・マクロファージは、血液の中、臓器の細胞の隙間や皮膚の直下まで、まさにいたるところに存在します。全身各部所で非自己=異物、外敵の侵入を見張ると同時に、細菌やウイルス、チリ、ホコリ、ウイルス感染細胞、ガン細胞などの異物を見つけ次第、ガツガツと貪り食ってしまいます。さらに「外敵発見!」というサインをリンパ球の一種であるヘルパーT細胞にも送ります。最前線で、監視・攻撃を受け持つ働き者です。
顆粒球(好中球…)・・・普段は血流に乗って全身をパトロールしています。しかし、細菌などの異物に気づくと血管から這い出して多数集結し、異物を取り囲んで取り込み、無毒化して自爆する「特攻隊」です。この好中球の死骸が膿です。細菌を見つけて攻撃を仕掛ける細胞はほかにもありますが、あらゆる免疫担当細胞の中で好中球が一番早いのです。好中球が特攻攻撃をしてくれている間に、マクロファージが迎撃態勢を整え、以後の免疫メカニズムが作動します。ただ、好中球はウイルスやガン細胞にはあまり作用しません。もっぱら、細菌やチリ、ホコリを 相手にしています。
リンパ球・・・リンパ球は、マクロファージのサインを受けて出動する本格的な攻撃部隊といえるでしょう。リンパ球は、T細胞、B細胞、NK細胞、NKT細胞、LAK細胞などに分類されます。T細胞はさらにヘルパーT細胞、キラーT細胞、サプレッサーT細胞に分かれています。NK細胞は、マクロファージやヘルパーT細胞の指令伝達なしに、ガン細胞を見つけ出して、いきなり攻撃を仕掛ける細胞です。全身に50億個存在し、ガン細胞がいないかどうかをパトロールしています。NK細胞は、ガン細胞にとっては一番「こわい」リンパ球です。NK細胞は、マクロファージには発見できない、HLA抗原を隠したガン細胞をも見つけ出して、攻撃を仕掛けるのです。ガンを撃退する上で、もっとも重要な細胞であるといっても過言ではありません。20~30歳では、血液中のリンパ球の10~15%を占めています。加齢と共に数は増え、50~60歳では約20%程度に増加します。しかし、NK細胞の活性度=殺傷能力(NK活性)は加齢と共に低下します。又、自律神経の影響も受けます。リラックスしていて副交感神経がよく働いていると、NK活性は高まりますが、ストレスが多くて交感神経が強く働いていると、NK活性は低下することが知られています。
抗体・・・B細胞が変身したプラズマ細胞から多量に分泌されるのが、抗体と呼ばれるものです。抗体は細菌に付着して好中球やマクロファージを呼び寄せたり、補体とよばれるものを集めてその細菌を壊したりします。また、一度出会ったことがあるウイルスには一瞬で付着して、そのウイルスを無毒化します。初めて出会ったウイルスにたいしては、やや時間をかけて、そのウイルスを無毒化できる抗体が出来上がります。涙腺や唾液に混じって、異物と闘うIgA型抗体、花粉症などのアレルギーに関係するIgE型抗体など5種類があります。
細菌、ウイルスや、ガンなどが排除されるしくみ
チリやホコリ・・・侵入してしまったものを排除するシステムも大切ですが、チリ、ホコリ、花粉などが、体内に侵入しないようにするためのシステムも非常に重要なのです。まず、鼻毛がチリやホコリが気道内に異物が侵入しないようにする第一線にいます。また、皮膚そのものが外界と体内をシャットアウトする重要な役割を持っています。火傷などで皮膚が損傷すると大量の異物が体内に入り込んでしまいます。眉毛、まつげ、粘膜も重要です。また、鼻汁、唾液にはIgA抗体という抗体が含まれていて殺菌作用を発揮します。皮脂や汗も殺菌作用を持っています。それらが、非自己の侵入を防止する第一線で待ち構えているのです。それらをかいくぐって侵入してきたチリやホコリは、マクロファージや好中球がガツガツと食べて細胞内にとりこんでしまいます。タバコを吸うと、肺の中にタバコに含まれる小さなチリが大量に入り込んできます。したがって、タバコを吸う人の肺にはチリを排除しようとして、沢山のマクロファージと好中球が集まっているのです。
細菌、ウイルス・・細菌とウイルスは似ているようで全くの別物です。細菌は大きなひとつの細胞で、自ら分裂、増殖する能力を持っています。ウイルスは非常に小さく、通常の光学顕微鏡でも見ることはできません。ウイルスは他の細胞に入り込み、遺伝子(DNA)のなかに組み込まれて増殖するのです。体内に侵入してきた細菌に真っ先に気が付くのは好中球やマクロファージです。この二つの細胞が貪食活動を始めます。ウイルスに真っ先に気づくのはマクロファージです。好中球はウイルスにはあまり気づきません。好中球は細菌を発見したら、いきなりその細菌を貪食します。細菌を貪食した後、自爆し、その結果、膿がでます。怪我をしたときに、なかなか治らず膿んでくることがありますが、それはその傷口で大量の細菌が増殖しているからです。マクロファージが細菌やウイルスを貪食すると、「こんな異物が入ってきたよ」というサインが、ヘルパーT細胞、ついでB細胞に送られ、抗体をつくります。この抗体が細菌やウイルスを撃退してくれるのです。初めて侵入してきたウイルスに対しては、マクロファージが完全に全部を処理することはできないので、抗体が処理してくれるのですが、それが間に合わなかった時、ウイルスはどこかの細胞内に寄生して増殖をはじめるのです。
ウイルスに感染した細胞・・ウイルスに感染した細胞は、もはや「自己の細胞ではなく、非自己の細胞」です。その細胞をのさばらさせておくと人体そのものの命が危なくなります。すぐさま排除しなければいけません。しかし、もともとは自己の細胞だったため、その細胞を見つけ出すのは容易ではありません。ウイルスに感染した細胞の存在に最初に気づくのは、マクロファージとNK細胞です。マクロファージはヘルパーT細胞に「ウイルスに感染した細胞がありますよ!」というサインを送ります。そのサインを受けたヘルパーT細胞は、キラーT細胞に指令を出して、「ウイルスに感染した細胞を探し出して殺傷せよ」という指令を出します。するとキラーT細胞はウイルス感染細胞を探し出し、その細胞に結合して細胞膜に穴をあけて、タンパク質分解酵素(グランザイム、パーフォリンなど)を打ち込み、その細胞を殺してしまいます。NK細胞は、ウイルス感染細胞を見つけるといきなり、その細胞に結合して、タンパク質分解酵素を打ち込んで殺傷します。
ガン細胞・・・・・ガン細胞は健康な人でも毎日、3000~20000個は芽生えています。そのうち免疫系に排除されずに定着した細胞群が本格的なガン細胞になるのです。体内で突然変異を起して芽生えたガン細胞を見つけ出すのは容易ではありません。特にガン細胞は意図的に自分の存在を気づかれない様にしようとします。突然変異を起した細胞には、自己のHLA抗原と異なったHLA抗原を細胞表面に提示する場合とHLA抗原そのものを隠してしまう場合があります。異なったHLA抗原を提示した場合は、マクロファージがその存在に気づき、ヘルパーT細胞にサインを出して、キラーT細胞やLAK細胞がその細胞を撃滅してくれます。しかし、HLA抗原を隠してしまった場合は、マクロファージはその細胞の存在に気づきません。そこで活躍するのが、NK細胞やNKT細胞です。これらの細胞はHLA抗原を隠したガン細胞を見つけ出して殺傷してくれるのです。
人体に「異物」「外敵」などの「非自己」が侵入したとき、すみやかに排除してくれるのが免疫というものですが、排除の過程で、「よけいなドラマ」が生まれてしまうことがあります。これがアレルギーです。たとえば、鼻や眼に侵入してきた花粉を排除するために花粉症を発症する人がいます。食べたソバに人体が免疫の過剰反応を起し、命を失いそうになる人もいます。皮膚表面に付着したチリやホコリなどを排除するメカニズムが不調で、アトピー性皮膚炎などの皮膚アレルギーに悩む人もいます。また、慢性関節リュウマチや喘息発作も過剰な免疫反応の結果です。こうしたものもすべて免疫反応ですが、人体にとっては非常に不都合なものです。それらを総称して、俗に「アレルギー」とよんでいるのです。花粉症、アトピー性皮膚炎、慢性関節リュウマチ、喘息などはアレルギー性疾患と言われたりします。アレルギーの仕組みを理解すると、免疫力についても深く理解することができます。
免疫力低下の5大因子・・・1.過労(仕事、勉学、家事、保育など)2.過剰なストレス 3.睡眠不足 4. 栄 養 バランス不足 5.深酒 により 血流が滞り、乱れて自律神経、ホルモンのバランスが崩れる。
運動をやり過ぎたり、悪い姿勢や同じ姿勢をとり続けるなどで筋肉が疲れた状態になり、硬くなった筋肉(筋肉の塊り)が血管を圧迫し、血液の流れが悪くなります(血行の滞り)。硬くなった筋肉を放置しておくと、乳酸や老廃物が溜まり、筋肉が抹消の神経を傷つけ(末梢神経のダメージ)、痛みや痺れが発生するのです。血液は60兆の人間の細胞を正常、活発に維持するために、栄養、酸素、ホルモン、免疫物質などを休むことなく運んでいます。乳酸や老廃物、余分な水液なども血行(静脈、リンパ管)が回収するのです。
人間の身体は60兆の細胞で形成されています。その細胞を正常かつ活発に働かせるためには、栄養と酸素とホルモン(液状情報)を運ぶ潤沢な血液が必要です。血液の主な成分は赤血球(全身に酸素を運び、老廃物、二酸化炭素を回収する)、白血球(異物、細菌、ウイルスなどを処理し、抗体をつくって身体の防衛軍として免疫を担当する)、血小板(血管が破れた時に止血する)などの血球と90%は水で、たんぱく質、脂質、糖質、無機物質などが含まれる血漿(液体成分)から成ります。それには血液が流れる血脈(血管)が傷ついたり、詰まったりしていてはいけません。血液もコレステロールや中性脂肪が多すぎると酸化コレステロールとなって血液がドロドロになって血流障害が起こり、血管にも付着し硬化して弾力が無くなりボロボロになる動脈硬化症の原因になります。又、血管が狭くなり血圧が上がります。コレステロールは正常な量は必要不可欠で、ホルモンや細胞膜を造っています。いわゆる善玉コレステロールです。動脈硬化症の合併症は脳循環障害ともいうべき脳卒中、心臓循環障害ともいうべき狭心症、心筋梗塞、尿毒症などの腎症が起こります。また、糖尿病の合併症として高血圧、動脈硬化が起こります。栄養を獲得するにはバランスの取れた食事と正常、活発な消化器系(口、歯、食道、胃、小腸、大腸など)が必要です。新鮮な酸素を取り入れて濁気を排出するには鼻、気道、気管、気管支、肺と腎が正常でなければなりません。健康な身体には健全な臓器(五臓六腑)、気道、血管が必要不可欠なのです。
私達のからだを外界の変化(暑さ、寒さ、ホコリ、細菌、ウイルスなど)、内部異常(潰瘍、癌など)から守っているのが自律神経です。私達の身体には恒常性維持機能が備わっていて、何か異常があると自動的に瞬時に対応し、いつも正常な状態に保とうとしています。それが自然治癒力、免疫力、健康維持力、生命力です。この働きを支配しているのが、まさに、自律神経(電気信号)とホルモン(血液に流れる液状情報・酵素)なのです。意志とは関係なく自動的に働いています。解剖学的には脳の脳幹にある視床下部がコントロールタワーであり、ホルモンの管制塔が脳下垂体です。自律神経は身体の内部環境を調整・調和・統制しているのです。
自律神経には交感神経と副交換神経があり、意志に関係なく独立して働き、内臓や血管の活動、呼吸、体温などをコントロールしています。交感神経は主に日中働き、身体を活発に働かせるアクセル型です。交感神経優位・過緊張になると自律神経からアドレナリンが放出され、血管が収縮し、血圧を上げ、顆粒球を増やし、結果的に万病の元である活性酸素を増やします。活性酸素が過剰になると粘膜、組織を破壊し、びらん、潰瘍、ガンなどになります。又、身体的、精神的なストレスが過剰になると交感神経が昂ぶって交感神経優位になって副交感神経が抑制され免疫力(特にリンパ球)が落ちてしまいます。副交感神経は夜ゆっくり休む、休息型・ブレーキ型です。副交感神経が優位になると自律神経がアセチルコリンを放出し、ウイルス、ガンなどを攻撃するリンパ球が増えて免疫力が高まります。現代人はストレスなどで交感神経が昂ぶり、病気に取り付かれることが圧倒的です。
過剰なストレスが掛からなければ、交感神経と副交感神経は1日の昼の労働と夜の休息でシーソーの様に揺れてバランスをとっているのです。私たちの身体を病気から守る免疫システム、即ち白血球のバランスを支配しているのも自律神経なのです。白血球は顆粒球、リンパ球とマクロファージでなり、顆粒球(好中球など)とリンパ球が95%でマクロファージが5%です。顆粒球は大きな細胞、細菌などを攻撃し、役目を果たして死ぬ時に活性酸素を放出します。リンパ球は微細なウイルス、がん細胞などの抗原に対して抗体を作り、取り込んで無害化します。マクロファージは貪食細胞で、最前線防衛基地で、なんでも喰らいつき、顆粒球、リンパ球に情報を流し、体制を整えるように促します。白血球の好バランスは顆粒球が54~60%、リンパ球が35~41%が標準値です。この数値の範囲を超えると様々な影響、病気が起こるのです。まさに、健康を左右しているのはこの自律神経のバランスなのです。また、身体の内部環境を調和・調整・統制しているホルモンも自律神経の統制下にあるのです。
私たちの身体を自分の意志どおり、又は自動的にコントロールするのが神経系です。神経系は脳と脊髄からなる中枢神経系(コンピューターのCPUの役割みたいなもので末梢神経から送られてきた情報を瞬時に演算処理して末梢神経に命令・指令を送る)と自分の意志で手足を動かしたり、話をしたりするなど筋に刺激を与えて運動を起こす体制神経(知覚神経と運動神経)と意志に無関係に自動的に働く自律神経とからなる末梢神経系からなっています。東洋医学の気血の流れる道・経絡(けいらく)は全身の隅々まで張り巡らせ、循環系と神経系を包括しています。
気血の滞り(血流障害・血行不良)が生体のバランスを崩し、心身の不調、痺れ、各種疼痛、各種疾病などの最大原因です。
指圧整体の特長と特効
経絡・経穴を調整し、気血の流れをスムーズにし、血流を促して臓腑の協調、陰陽の調和を図り、気血水や自律神経や白血球とホルモンのバランスを整えて、正気(免疫力、自然治癒力、健康維持力、生命力)を増強し、60兆の細胞の新陳代謝と働きを活発にして邪気、細菌、ウイルス、ガン細胞に打ち克つ「健康体」を取り戻しましょう!!
現代人は日々、周囲の環境や過剰な労働・運動・勉学・家事・子育て等を強いられて自分自身に精神的、肉体的なストレスを多量に受けて自律神経のバランスを崩し、知らず知らずに「気の滞り」を作っています。
指圧・整体は気血の流れをスムーズにし、血液循環を正常にします。定期的に受けると肩こりとか腰痛の時だけでなく、免疫力や自然治癒力(恒常性維持機能)が高まり、健康維持力や生命力が増し、臓腑が協調して異常を自身で早く見つけ、病気を治療し予防することができるのです。「養生の道は気を整えるにあり」なのです。気とは宗気、営気、衛気、元気であり、通り道である経絡の中を一分一秒の休みも無く規則正しく流れています。身体の隅々まで流れる十二正経、十五絡脈、奇経八脈からなる経絡(けいらく)は循環系と神経系を包括しています。気はエネルギーみたいなもので、非常にパワーがあります。
経絡とツボへの刺激により、自律神経のバランスとホルモン分泌を正して全身の臓腑の働きや気、血液、体液、リンパ液などの流れが促進され、新陳代謝が活性化し、個々の細胞が活発になり、心身全体の調子が整えられ、自律神経の副交感神経が優位になって精神が癒され、和らいで気分が爽快になり、疲労回復に速効性があり、しかも副作用がありません。健康な身体は自然治癒力や免疫力も旺盛・活発です。精神(心・神)も安定しています。
心身(精神と肉体)の不調、変調は、全て自分自身の不養生が原因です。自己管理と心身の養生(メンテナンスと適度の運動)が大切です。気血の滞り(血行障害、血行不良)が疾病の元凶なのです。「最高の医者は自分自身」なのです。
経 絡 経 穴 療 法 に関して..
経絡経穴療法というのは、東洋医学の原点である。「経絡」の性質を利用し、それに私たちの持っている「気」をドッキング、気血の流れをスムーズにさせることによって、恒常性維持機能を強力にバックアップし、自己自然治癒力を強力に増大させ、我々の難敵である痛み、痺れ、強ばり、冷えを取り、病気を治そうという療法です。
私たちの体には恒常性維持機能といって、体のどこかに異常があっても、常に健康に良い状態(正常)に持っていこうとする性質・力があります。それが自然治癒力です。その自然治癒力に、自然医学の基である経絡と、私たちが生まれながらに持っている気をプラスすることによって、一気に痛み、痺れなどを取ってしまうのです。
疾病一般に付随して神経系、ことに自律神経系を介して、ヘッド帯、圧痛点などと同様に、体表部に特長のある変化が現れます。この過程を逆に利用して、体表部に種々の治療を加えれば、また内臓疾患に影響を与えることができる。経絡経穴治療では、この学説から、内臓の異常を体の表面に痛みとして反射する「内臓体表反射」があるなら、その逆である「体表内臓反射」もあるとして、体表に出た痛みなどの症状を治療することよって、それを内臓に反射させて治療に導こうという治療法をとっています。そうした内臓の疾病も気の異常な興奮と抑制からきているので、気を大量に送り込むことによって、恒常性維持機能を強力にバックアップし、自然治癒力を強大にさせて治癒させようとするものです。骨格の異常からくる痛みにしても同様で、骨格の異常が肩、腰、膝、肘、手首、足首、頭などの痛みとなって現れます。いってみれば、「骨格体表反射」ですが、これとても痛みを取ることによって、それに与えた刺激を骨格に付着した筋腱に及ぼして、いわば「体表骨格反射」させ、自然に骨格を調整し、痛みの原因をも治癒させるというものです。
私たちの体が痛みを感じなかったら、どうなるでしょうか。手遅れになったら命取りの腸捻転、虫垂炎も、腎炎も、痛風も、胃潰瘍も分からず、火傷や凍傷をしているのも分からずに、一度病気になったら最後、ひたすら死に向かってしまいます。痛みを感じるからこそ、病気を調べ、危険を感じるのです。いってみれば「痛みは体が放っているSOS」、救助信号なのです。発症した段階で来ればすぐに治ったと思う五十肩の患者さん、膝関節症の婦人、軽い腰痛を坐骨神経痛にまで追い込んでしまった人と、体からのSOSを無視したために、軽いものを重症にしてしまった人の数は数え切れないほどいます。それと、加齢と共に体力、筋力、内臓も衰え始め、疲労からの回復力も鈍って、自然治癒力も衰えます。また、痛みには「実痛」と「虚痛」があって、その部分の神経が興奮して痛むのを実痛といい、逆に衰えてしまって痛むのを虚痛といいます。痛むところを強く押さえて心地よいのは実痛で、強く押さえると痛みが増すのは虚痛です。普通の腰痛は腰神経が興奮して痛むので実痛ですが、捻挫、打撲の痛みは捻ったり、ぶつけたために力が奪われて痛む虚痛です。治療にしても、実痛と虚痛では逆になります。刺激は強ければ力を奪い、弱ければ力を加えるので、実痛には強い刺激を、虚痛には弱い刺激を与えます。
五十肩など痛い疾患の患者さんに「出来るだけ肩を動かしなさい」と言っても、なかなか動かしたがりません。しかし、痛むからといって、動かさないと筋肉は萎縮し、肩関節、肩甲骨に付着した石灰などの老廃物が定着してしまい、痛みが無くなったが肩も動かないということになりかねません。痛みがあると筋肉の交感神経が働き、血管が萎縮して血行が悪くなり、老廃物を排泄できなくなり、かえって悪化させてしまいます。一時的に痛みがあったとしても、運動することによって筋肉を働かせ、石灰の定着を防ぎます。また、筋肉は第二の心臓といわれるように、運動すると筋肉の動きがポンプの役目をし、血管が開いて血行が良くなり、溜まっている老廃物を排泄してくれます。また、運動によって筋肉が刺激され、それが脳に伝達されて脳の中にモルヒネ物質が作られて、痛みを抑える働きをします。
経絡治療で痛みを取ってしまえば、そうした運動も楽にできます。つまり、経絡治療はリハビリにも最適といえます。痛みを止めるには、麻酔、神経ブロック、痛み止めの薬などがあります。その方法は神経をマヒさせるものもあれば、患部から脳へ伝達する知覚神経をブロック切断して、痛みを感じさせなくしてしまうものもあるというように、様々です。しかし、これら現代医学による止痛法は、いずれも、痛みは感じなくなったとしても、痛みの原因となった病気を治すものではありません。患者さんの持つ自然治癒力で病気が好転するのを待っているというのが実態です。これに対して、経絡治療によって痛みが無くなるというのは、ただ単に痛みを感じなくするのとは違い、滞った気の流れを整えた結果、痛みがなくなるまでになるからです。
「病は気から」、「気力で病を克服した」といわれるように、東洋医学に限らず「気」は私たちの健康にとって最も大切なものなのです。エネルギーを使い果たし、生気も体温もなくなった時が「死」なのです。その「気=生気=生命」が、全身隅々にまで行きわたるために通る道が経絡であり、その障害を教え、修理するのがツボなのです。現代の科学ではまだ解明できない、経絡、即ち全身を縦横に巡っている「十二対の正経」と「八対の奇経」の中を流れているのが「気=生気=生命」なのです。経絡治療では「気=生気=生命」とし、経絡の中を生気がスムーズに流れていれば、体に異常はなく、生気の流れのどこかに滞りや横溢があると、あるいは病気になり、あるいは痛み、痺れが出るというわけです。
正経は道路でいえば、いわば幹線道路で、通り道の市町村に当たるのがツボになり、それぞれの市町村の役目と同じように、主治といって、例えば手の太陰肺経の尺沢=咳の特効穴で呼吸器疾患に用いられ、扁桃炎、咽頭炎、遺尿症、肘痛に効きます。 手の陽明大腸経の合谷は=高血圧、脳充血、顔面神経マヒ、三叉神経痛、面庁に効きます。 足の陽明胃経の足の三里=健康長寿のツボ、慢性消化器疾患、蓄膿症、坐骨神経痛、ノイローゼ、半身不随に効きます。 足の太陰脾経の三陰交=女三里とも言われる婦人科の特効穴、冷え性、関節リュウマチにきく。というように、治療効果を持っています。そうした経絡の持つ性質とツボを組み合わせて、疾病や症状を治療するのが正経治療です。それに対して奇経は、道路でいえばバイパスで、複数の幹線道路(経絡)を横切っているだけに、一脈で多彩といえるほどの適応症を持っています。いってみれば、正経治療は「点」の治療で、奇経治療は「線」の治療といえます。奇経は単独では働かず、二つの脈がペアを組み、一方が主なら、もう一方が従となってはじめて治療効果を発揮するようになっています。
私たちの体には、見ることも触ることもできないが、生命を維持していく上で、欠くことのできない「気」というものがあります。私たちの日常生活においても、元気はつらつとしている時は全身に熱気があり、手足の指先から腹・胸部にまで充実感があるのが分かります。また、気力が充実しているときには病を寄せ付けず、気力が萎えているときには勢い、熱気や体力ばかりか、運気も落ちてしまいます。
東洋医学の原典である「黄帝内経」の中に、「怒れば気上がる、喜べば気緩む、悲しめば気消える、恐れれば気巡らず、寒ければ気閉ざす、暑ければ気漏れる、驚けば気乱れる、労すれば気減る、思えば気詰まる、百病みな気より生ず、病とは気を病むなり、故に養生の道は気を整えるにあり」という理論です。
東 洋 医 学 に関して…
西洋医学では人体は正で、病める臓器、対症、病気の原因である細菌や腫瘍はすべて邪悪なものだから取り除くべきで、炎症をおこせばすぐに抗生物質を処方したり、腫瘍ができたら外科手術によってそれを取り除こうとするのは、まさにその考え方と言えます。
東洋医学では、病気は生体内の陰陽のバランスの乱れの結果だと考え、絶対的に邪悪なものが単独で存在するとは考えません。陰と陽とがバランスよく共存していて、気、血、水が滞りのない正常な状態が健康だという考え方で、その治療法も体内のバランスの乱れを正し、経絡の疎通という方法をとります。そのため東洋医学では患者の心身をトータルに診ます。ところが西洋医学では、人間の身体を個々の臓器の集合体と考え、病んだ人間を診ずに病んだ臓器、組織を診ると言われます。
中医学では、人体にも陰と陽があり、陰と陽とがバランスを保っているかぎり、健康な状態にあると考えます。そのバランスが崩れたまま回復できなくなったときが発病というわけです。人体のすべての臓腑には陰と陽の両面があると考えます。例えば、腎の働きには、陰陽理論からいって腎陰と腎陽の両面があります。そして腎陰のことを「腎水」、腎陽は「命門之火」といいます。陰である水と陽である火とのバランスがとれている状態が健康であり、どちらかが減ってバランスが崩れると病的な症状が出てきます。例えば、「水」が減ると、手足の火照り、口の渇き、不眠、便秘など、身体の内部に熱症があることを思わせる「火」の症状が出ます。この状態は腎陰が虚(不足)しているために起こるので、腎陰虚と呼んでいます。逆に、腎の「火」が減って相対的に「水」が多くなった時は、冷えを思わせる症状が出てきます。この状態を「腎陽虚」といいます。又、臓腑同士にも陰の臓腑、陽の臓腑があります。各臓腑を陰と陽とに分けて、そのバランスをみて健康状態を診るわけです。例えば、腎は陰の臓で心は陽の臓といわれます。五行学説によって、心は火、腎は水になります。心の火が下に下りていって腎の水を温めると、こんどは温まった腎水が上にのぼっていって心火がカッカしないように抑えます。「心腎相交」は心と腎の陰と陽とがバランスよく交わって仲良くして正常な健康な状態をいう。「心腎不交」は腎水が足りなくなると水が上にのぼっていかなくなるため、心火を抑えられなくなります。すると、心の火が盛んになり過ぎ、火が上にのぼり、カッカ、イライラして、夜中に何度も目がさめたり、嫌な夢を見たりして不眠になります。
東洋医学の根本的な治療方針は、生体のバランスを正すことですから、病気の原因をよく見極め、原因を出来るだけ取り除くように務め、大事に至る前に病気を治すこと「未病の治療」が大切と考えます。未病とはまだ病気が発症してはいないが病気になる可能性がある状態、病気と認識される以前の状態で、病気の原因です。未病の段階で、その病気の原因を取り除くためには、生体のバランスを正すことが重要になります。食生活、生活態度、外部環境、ストレスなどにより生活習慣の乱れが、生体の乱れバランスを乱す原因になっていることが多くなっています。その場合、生活習慣、環境を見直し(例えば、暴飲暴食、過労、睡眠不足、人間関係の精神的トラブル、過剰なストレスなど)、改善して、体のバランスを整えることが治療にもつながり、重要なことです。
東洋医学ではその人の生命力を大切に考えます。両親から受け継いだ、生まれながらに持っている生命力を、中医学では「先天の本」といいます。先天の本に関わりのあるのが腎です。先天の本は「腎気」ともいい、腎の力は、人間が持って生まれ、年齢と共に成長発育し、生殖能力を獲得し、やがては衰えていく生命力のことをいいます。しかし、人間の生命力は先天の本だけできまってしまうものではなく、生まれてから後に獲得する「後天の本」が合わさって、その人の生命力を形成します。
生命力=先天の本(先天の精)+ 後天の本(後天の精)なのです。
後天の本の獲得に関わりのあるのは消化吸収をする脾と呼吸活動をする肺です。先天の本と後天の本は互いに影響しあい、各人の食生活、呼吸活動、精神状態、気候条件、環境条件により寿命の長さが決まってくるわけです。先天の本を大きく伸ばして長生きするか不摂生して早死にするかは後天の本である脾と肺の働きにかかっています。養生して後天の本を大きく育てるかどうかが正に重要ポイントです。結果としていわゆる免疫力、疾病に対する抵抗力の獲得を左右します。
東洋医学では、人体を構成する大切なものとして、五臓六腑のほかに、気、血、水の三つがあると考えます。この気、血、水はいずれも生命を維持していくうえで非常に大切な物質であり、生命活動のエネルギー源です。
気は目には見えないが、体の中を流れているものです。医学上、元気は生まれつきの気(先天の気)という意味で腎気、原気ともいいます。気は人間の身体の中だけでなく、自然界、宇宙にもあります。自然界や宇宙にあるからこそ、人間の身体の中にも気があるのです。私たちが呼吸によって吸収する気を「清気」と言ってます。飲食物から吸収する気を「穀気」といいます。清気と穀気からは宗気が生じます。これを「後天の気」といいます。生まれつきの気が先天の気で呼吸と飲食物から得る気が後天の気というわけです。生命力を表す「先天の本」「後天の本」と考え方が同じです。血は実際の血液も含まれますが、血液そのものではなく血液そのものではなく血液より広い意味を持っています。気と血とは陰と陽との関係にあり、お互いに助け合い、影響し合っています。気は目に見えないエネルギーとして、目に見える物質である血を動かしています。また、気が物質となったものが血であるとも考えます。気は血をつくり出すだけでなく、血を循環させる働きによって血を助けます。「気が巡れば血もめぐる、気が滞れば血も滞る」といわれ、病気の原因になります。水は津液ともいいます。単なる体液ではなく、広い意味を持っています。血液、細胞の中、細胞間隙(細胞と細胞の間)、脳髄、関節間隙などに存在する。胃液、腸液、唾液、汗、尿なども、水(津液)から転化したものです。さらに、皮下脂肪や血液中のコレステロールも、水の病的な状態と考えます。
身体の中で気、血、水が不足すると病気のもととなる未病になります。こうした気、血、水の不足した状態を「虚」と呼んでいます。その虚に乗じて病気の原因である「病邪」が入り込んだ状態を「実」と呼んでいます。 気が虚せば「気虚」といって、疲れ安い、息切れしやすい、汗をかきやすい、めまいがする、体力不足といった症状になります。「血虚」は、顔色が黄色くなったり、艶がなくなったり、唇や爪の赤みが少なくなったりします。ひどくなると、皮膚や髪の毛がパサパサに乾いたり、かゆみがでます。「津虚」の症状は、イライラ、のぼせ、めまい、掌や足の裏が火照る、口や喉が渇く、やせるなどです。
血虚と津虚を併せた概念が陰虚で、気虚に冷えの概念を加えたものが陽虚といえます。
気、血、水の不足に乗じて邪が形成されて「実証」になる代表的なものには「気滞」「瘀血」「痰飲」などがあります。 気の役割の中で営気と衛気とが身体の中の気の運行に大きく関わっているのです。営気の方は脈管(血管とリンパ管と経絡)の中を流れ、後天の気として吸収した栄養を各器官に送ります。衛気は脈管の外を流れ、主に皮膚に散布して体温の調節や外界からの邪の侵入を防ぐ役割をしています。
気滞とは気の運行が失調したり停滞することによって、胸や腹などが張ったり、痛みを感じたりする状態です。
瘀血とは、血液に粘性が出てサラサラと流れなくなり、毛細血管が詰まったり、血管がもろくなって破れやすくなった状態をいいます。西洋医学でいう動脈硬化も瘀血のうちにはいります。西洋医学的にみれば、動脈硬化のために血管が詰まったり、血液に粘り気がでたり、血小板の機能異常などから毛細血管などの抹消の血管で血液の循環が悪くなった状態です。さまざまな出血や打ち身の時に見られる内出血(紫斑)も瘀血です。血の運行には気の働きが必要ですから、気が不足したり停滞・逆流したりすれば、血の流れも滞り瘀血となります。血液がスムーズに流れなくなった状態が瘀血です。このような瘀血の状態は、脳や心臓をはじめ、腎臓、膵臓などさまざまな臓器や組織に血栓、出血、ガンなどの病変をひきおこし、生命にかかわる病気になる可能性が非常に高くなります。運動不足、食べすぎ、睡眠不足、深酒、喫煙、過剰なストレスなど、日常生活の中でさまざまな不摂生によって、瘀血を生じさせる原因をつくっています。つまり。不摂生な生活が未病を招き病気のもととなるのです。
痰飲とは水分と冷たいものの取りすぎから発生します。病的な水分が体内に滞ることです。身体の水液代謝に関連します。脾・肺・腎などの働きが低下すれば、さほど過剰に水分を摂取しなくても、体内に水分が停滞してしまうことになります。特に飲食と直接関連する脾胃の働きは重要で、習慣的に過冷飲食物を摂取すれば、速やかに脾胃の機能低下(脾気虚)になり、痰飲を生じることになります。冷蔵庫の普及によって、いつでも冷たいものを口にできるので、消化器を冷やし、余計に水分の代謝を悪化させています。水分を代謝し、息、汗、尿、便として水分を排出する上で重要な臓器は肺、脾、腎の三つです。水分の代謝をつかさどる肺、脾、腎の機能が失調し、やがて、それらの臓器に熱がたまって湿熱と呼ばれる状態に陥り、病気のもととなる邪(湿邪)をはびこらせてしまう訳です。長期間、湿邪が体内に存在すると熱の要素を併せ持ち、温熱と呼ばれる状態になります。単なる湿邪よりも温熱の方が一層タチが悪い状態で、治療も難しくなります。元来、湿と熱を併せ持つ生の魚、海老、カニ類を刺身で食べることは、湿邪、温熱を既に在る人はあまりお勧めできません。
ストレスが続くと自律神経を支配する肝の働きも落ち、更に脾と肝とは互いに影響し合っているところから、脾の機能がますます衰え、水分代謝に異常がでて、湿邪が溜まり、微熱が出るようになります。つまり、ストレスが貯まっていると肝の機能が落ち、それが脾に跳ね返るわけです。ストレスも慢性疲労症候群の一つの原因です。
とにかく、人体の中を気、血、水が不足したり、その運行が滞ったり、逆行したりすると健康がそこなわれる、それが未病になり、やがて病気が発症するのです。
邪気となる病気の原因は「外因」、「内因」、「不内外因」の三つに大きく分けられます。
一番目の病気の原因の外因は気候条件をいいます。風・寒・湿・暑・火・燥の六つ環境因子が外因になると考えられ、これを「六気」といいます。東洋医学では、気候と病気の関係を非常に重視します。衛気が守っている皮膚から外邪が侵入すると、皮膚は経絡によって各内臓(臓腑、器官)とつながっていますから、内蔵が大きな影響を受けます。さまざまな気候条件から身体を守っている皮膚は非常に大切です。六気が、例えば、猛暑とか異常気象に遭遇した時や人間の身体の適応力を超えるほど異常になったり、あるいは、身体が虚弱なために気候の変化に適応できなくなったりすると六気は「六淫」と呼ばれる邪になります。風邪・寒邪・湿邪・暑邪・火邪・燥邪となるわけです。この中でも、風邪、寒邪、湿邪の三つが病気の原因になることが多いのです。気候条件が邪となるのは、身体の内部に邪に敏感に反応する病的な状態があるからです。この病的な状態が未病です。例えば、体内に痰・飲・湿という水分過剰な状態が在れば、湿気は、これと反応しあって邪気となり、その結果、発病すると考えます。体内に痰・飲・湿などの未病がなければ、少々湿気の多い所で生活していても病気になりません。しかし、長期にわたって湿気の多い所で生活していると体内に徐々に湿気が形成され梅雨の時期などに症状が発現するようになってしまいます。
二番目の病気の原因の内因は怒・喜・思・憂・悲・驚・恐の七種類の感情のことで、「七情」といいます。人間なら誰にでもある普通の感情です。この七情も、六気と同様に、度を越したときに病気の原因となるのです。いつまでも思い悩んだり、悲しみが大きすぎたときに、ホメオスターシスと呼ばれる体の自己修復機能の限界を超えてしまい、内蔵などに異常をきたすのです。怒は肝(自律神経系)を傷つけ、悲と憂は肺を傷つけ、恐は腎(生命力)を傷つけ、喜と驚は心を傷つけ、思は脾を傷つけます。いつもイライラして怒ってばかりいると肝を傷つけ、自律神経に影響をおよぼします。逆に、肝が傷んでいると、イライラしやすかったり、怒りっぽかったりします。また、ストレスによる胃潰瘍は、くよくよ思い悩んで脾(消化器系)を傷つけた状態だと解釈できると思います。心(循環系+中枢神経系)と関係のある喜というのは、あまり喜びすぎると頭がヘンに、大喜びしたために精神に異常をきたすということです。感情の乱れによって、特定の臓腑だけが障害を受けると、やがて相生・相克の関係によって、他の臓腑にも影響が及びます。
三番目の病気の原因のその他・不内外因はとは、暴飲暴食など飲食の不摂生、働き過ぎ、運動のやりすぎ、過度のセックス、外傷、伝染病などをいいます。
飲食の不摂生は、生後、自分で獲得する生命力「後天の本」の脾の機能を弱めるために病気発症の原因になります。そして、水分の摂り過ぎと冷たいものの摂り過ぎに気をつけることが大切です。ほとんどの日本人が冷たいものを摂り過ぎています。そのために、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患が急増しているものと考えられます。杉の木が植林で増えたことや、自動車の排気ガスなどによる大気汚染も関係あるかも知れませんが、冷たいものの摂り過ぎと酒、お茶、コーヒーなどの水分の摂り過ぎが大きな原因になっていると考えます。喘息を含めアレルギーの原因の一つは冷たいものの摂り過ぎで胃を冷やしていること考えられます。冷たいものや水分の摂り過ぎは、アレルギー性疾患だけでなく、これも最近ふえてきた慢性疲労症候群の原因なのです。気、血、水のうち特に水が滞ることによって生じると考えられます。尚、慢性疲労症候群は仕事が忙しかったり、人間関係のもつれなどから精神的なストレスが溜まっている上に、運動不足と飲食の不摂生が重なるような生活が、最もよくありません。
正しい呼吸とは、深呼吸をすることですが、ラジオ体操の時にやるような深呼吸ではありません。初めに息を吸い込むのではなく、に大きく息を吐いて、これ以上は苦しくて息が吐けないという段階で、大きく息を吸い込みます。複式呼吸に似ています。呼吸の言葉どおり、まず「呼=はく」が先なのです。一日に何回か、こうして深呼吸をすれば、肺の機能が活発になり、喉の痛みを予防できます。もしできれば森林浴をしながら深呼吸すれば、より一層効果的です。こうした深呼吸は、速歩などの有酸素運動をすれば自然に体得できます。有酸素運動は、速歩、ジョギング、水泳、サイクリングなど、運動するときに酸素を十分に吸いながら行う運動のことです。
神経症的なものまで含めると、最近とみに増えているのが自律神経失調症で、一種の現代病ともいえそうです。よくストレスが原因といいますが、必ずしもストレスだけが原因とはかぎりません。不安や緊張などの心理状態が強く作用し、自律神経のフィードバック機構が崩れて、種々の身体的不定愁訴を呈するものというのが一般的な自律神経失調症の定義です。自律神経とは自分の意思ではどうにも左右できない、自動的に働く神経のことで主として内臓の働き、呼吸、循環、体温調節などを支配している健康を左右する重要な神経のことです。この自律神経は主に日中、働く活動型の交感神経と夜間、働く休息型の副交感神経のバランスがシーソーのように働いて生体を巧妙にコントロールしているのです。また、自律神経はホルモンをコントロールしている脳下垂体に影響を与えています。そして、免疫をつかさどる白血球(顆粒球、リンパ球、マクロファージ)のバランスをも支配してます。現代では様々な精神的、肉体的ストレス過多による交感神経が昂ぶっている傾向にあります。交感神経が昂ると血管は収縮し、血圧が上がり、顆粒球が増えます。顆粒球は死滅する時に万病の元となる活性酸素を放出するのです。顆粒球は細菌など大きな物質をやっつけますが増えすぎると活性酸素により粘膜、組織を破壊して病気を発症させます。副交感神経は微細なウイルス、ガン細胞、流行性感冒ウイルスなどを無害化するリンパ球を増やします。リンパ球は抗体をつくり免疫システムを構築します。顆粒球とリンパ球は増えすぎても、減りすぎてもいけません。健康状態の比率はリンパ球が4に対して顆粒球が6の割合がベストです。
つまり、日常生活の中で、不摂生な生活習慣(暴飲暴食、過労、運動不足、寝不足、深酒、過剰な感情・怒り過ぎたり、悲しみ過ぎたり、思い悩み過ぎたり、恐れ過ぎたり、喜び過ぎたり、驚き過ぎたり、ストレスに晒され過ぎたり)を改め、自己の養生の気配り(バランス良い食事、冷たい物・水分を摂りすぎない、良い呼吸、適度な運動、早寝早起き、充分な睡眠、過労を避けゆったりした精神活動、ストレスを避ける又はストレスに慣れる、興味・希望・やりがい・趣味を持つなど)が重要なのです。未病の内に気づき、治療をして病気の発症をくい止めましょう。 病気になる原因は全て自分自身がつくっているのです。最良の医者は自分自身なのです。



[腹式呼吸(丹田呼吸・横隔膜を上下させる呼吸法)の素晴らしい効果]
○ 腹筋を強化する(腹腔内の内臓を刺激することにより強化、外部衝撃からの保護、腰痛の回避などに効果)。
○
腹腔内の内圧を高め、背筋を助ける。(上体の起立を保つのは腹筋と背筋の協力による)
○ 胃腸の働きが活発になり、便秘などを解消する。(腹筋の内側にある胃腸は温度や衝撃を腹筋に守られている)
○ 万病の元・冷え性対策に有効(腹筋を使うことにより血行が良好になる・筋肉は心臓の補助運動をする)
○ 自律神経が調整される。(呼気時に副交感神経が高まるので息を吐く時はゆっくり、吐きましょう)
○ 心身を和らげる(息を吐くとき副交感神経優位になる・リラクゼーション効果)。
○ 有酸素運動なのでダイエット効果がある。(筋肉が脂肪、糖を酸素を媒介に燃焼しエネルギーを産生)
☆ 自分の意思ではどうにもならない自動制御の自律神経の作用(臓器の機能活動、血管の収縮・拡張、循環、呼吸、体温調節などを自動制御、交感神経と副交感神経の促進と抑制の拮抗した働きをする)において唯一、積極的に参加できるのが腹式呼吸(丹田呼吸、深呼吸)です。普段、私達がしている肺呼吸では肺胞の20%位しか使われていません。腹筋を使って横隔膜を上下する腹式呼吸をすることにより呼吸が深くなり30%、40%と増えていきます。いつ、どこでも行えます。吸入は鼻から、呼気は口から吸入時間の3~4倍かけてゆっくり吐き出します。吐くとき副交感神経が優位になり、気分がリラックスし、気持ちが安らぎ、心身に多大の悪影響を及ぼすストレスが緩和します。
健 康 獲 得 へ の 考 察
人体は五臓(肝、心、脾・膵臓、肺、腎)を中心に経絡を通じて六腑(胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦)五官、五体、四肢、組織、器官、百骸を関結、統一した有機的整体で、気・血・水(人体を構成する60兆個の細胞は血液の運ぶ栄養物質、水、酸素、ホルモン、免疫物質などで新陳代謝し、機能活動をします。また代謝後の老廃物や炭酸ガスを回収するのも血液です)の作用を通じて人体の統一・協調した機能活動を完成し、腺細胞より分泌されるホルモン(相互に刺激、抑制しながら、神経系と共に外界に対する適応や体内の諸器官の協調・調和を保つ)により統制、調和がとれるのです。又、自律神経のバランス平衡により血管や内臓の機能、呼吸、循環、消化、排泄、体温などを自動調節しているのです。いつも正常な生体バランスを保つことが自然治癒力、免疫力の強い心身・健康体を維持する必須条件です。恒常性維持機能が活発な免疫力の強い心身は病気を寄せ付けません。東洋医学は局部、対症療法(西洋・現代医学は病んだ人間を診ずに病んだ臓器、組織を診る、病気の原因である細菌や腫瘍はすべて邪悪なものだから、炎症が起これば抗生物質を処方し、腫瘍ができたら外科手術で取り除く方法)ではない心身(精神と肉体)全体、根本、原因を修復、改善する療法で、生体内の陰と陽とがバランスよく共存していて気、血、水が滞りのない正常な状態(生体のバランスを正すこと)が健康だという考えです。指圧整体の施術(疎筋通絡--経絡を疎通し筋肉を緩める、虚実補瀉、陰陽調整、経穴療法など)を通じて生体のバランスを整え、恒常性維持機能を強力にバックアップして自然治癒力・免疫力・健康維持力・生命力が増強し、疾病の修復、改善と健康の回復・維持・増進をします。又、不定愁訴、ストレスの緩和、冷え症(血行不良、血行障害)の改善、解消(副交感神経が優位になる)などに秀逸です。東洋医学は予防医学・「未病の治療」が大切と考えます。未病とはまだ病気が発症していないが病気になる可能性がある状態です。精神作用や過度のストレス(交感神経の一方的な緊張によるアドレナリンの過剰作用が発生し、1.血管が収縮し、血行不良、血流障害をおこし、血圧が上ります。肩こり、腰痛、頭痛、各種神経痛、静脈瘤、耳鳴り、めまい、脱毛、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、冷え性、アトピー性皮膚炎、子宮筋腫、子宮内膜症など等が発生。2.白血球の顆粒球が増加してその結果、万病のもとである活性酸素が増加してしまいます。活性酸素は多すぎると組織や粘膜を破壊して腫瘍をつくります。組織老化が進み、シミ、シワ、動脈硬化などと十二指腸潰瘍、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、白内障、糖尿病、痛風、甲状腺異常障害、おでき、にきび、口内炎、肝炎、膵炎、急性肺炎などが発生。心拍数も増加し知覚、視力、味覚、嗅覚が低下したり、イライラしたり、怒りっぽい、不眠、ヤケ食い、食欲減退など発生。また副交感神経の働きが低下して3.排泄、分泌能力が低下し、便秘、胆石、脂肪肝、ウオノメ、ガングリオン、ガンを攻撃するNK細胞、NKT細胞の働きが落ちガン細胞の増殖を促してしまいます。そして、4.リンパ球が減少しガン細胞を監視、攻撃する力が落ち、免疫力が低下して感染症(風邪)など様々な病気にかかりやすくなり、治りにくくなりますが臓器を傷め、自律神経(交感神経と副交感神経の正反対の拮抗した働きで、臓器の働き、呼吸、血管、循環、消化、排泄、体温調節などを自動制御してます)のバランスを崩し、生体のバランスも崩れて不調、疼痛、病気が発症します。臓器が病めば精神が乱れる。心身共に健康になるには、このサイクルを断ち切らねばなりません。そこで大切なことは自己管理と養生です。不摂生な生活態度・習慣、環境の見直し、例えば過剰な精神的、肉体的ストレス(過労、悩み過ぎ、薬の飲み過ぎ)、不摂生な暴飲暴食、運動不足、睡眠不足、深酒、喫煙、冷たいものと水分の摂り過ぎなど等です。運動は筋肉を使い、鍛え、筋肉は心臓の補助をし、血行を促進(milking action)し、脂肪と糖を燃焼してエネルギーを産生し、人体最大の熱・体温発生器です。筋肉の70%は臍から下の下肢に存在するのでウオーキングは効果的です。普段行っている肺呼吸は肺胞の20%位しか使っていませんが腹筋を使って横隔膜を上下する腹式呼吸をすると30%、40%と新鮮な酸素吸入を増やせますし、腹筋も鍛えられます。呼気をゆっくり吐く時に副交感神経が優位になり、精神が和らぎ、自律神経平衡に寄与します。病気になる原因はすべて、自分自身がつくっています。最高の医者は自分自身なのです。自己管理と養生の気配りが心身の健康を左右しているのです。
「老化は脚から」についての考察」
「老化は脚から」の諺の通り「病も脚から」なのです。人間の体重の40%以上は筋肉であり、その70%以上の筋肉が臍から下の下半身・下肢に存在します。下半身の衰えが万病を引き起こすのです。下半身の筋肉の衰え「尻欠け」状態、大腿部が細くなって、尻が下がってくる状態で、体力が無くなり、疲れやすくなる症状に加え、高血圧、高脂血症、心臓病、脳疾患、糖尿病、肥満、痛風、癌など様々な生活習慣病が顔をだします。足腰を鍛えると、老化が防げるのみならず、種々の病気の予防や改善に繋がっているのです。筋肉は心臓の補助(milking action:乳搾り効果:筋肉の収縮と弛緩により筋肉中の血管も収縮と拡張をします。手と足の静脈は逆流弁が付いているので血液は心臓に向かってドンドン戻ります)をして血流を促進します。脂肪や糖を燃焼して水と二酸化炭素に分解し、その結果、エネルギーを産生します。筋肉細胞への糖の取り込みが促進され、血液中の中性脂肪も減少します。
人間の体温の40%以上は筋肉で産出されており、人体の最大の発熱器官です。その筋肉は数百本~数千本の筋繊維と呼ばれる細胞で構成され、髪の毛一本ぐらいの太さの筋繊維の周りには、数本の毛細血管が付着し、筋繊維に酸素や種々の栄養を供給しています。つまり、筋肉が存在している場所には血管も多数存在し、血液を循環させ、貯蔵もしていることを意味します。下半身は血液供給源であり血液貯蔵の豊富な場所なのです。加齢と共に、下半身の筋量が減少すると、平行して下半身の毛細血管数が減少し、下半身に存在していた血液は上半身に移動せざるをえません。高血圧症になるのは下半身の筋量の低下が大きな原因なのです。昔の減塩運動の真犯人は塩分摂取過多ではなく運動不足・歩行不足による下半身の筋量の低下、「尻欠け」状態なのです。脳卒中、心筋梗塞も下半身の筋肉減少による「尻欠け病」です。脳に血液が溢れるのは下半身の筋肉量の減少=毛細血管減少によって下半身に存在できなくなり上半身へ、熱と気と共に血液の移動にあるのです。その結果、健康の原則である「頭寒足熱」の逆の状態、頭熱足寒になってしまいます。人体の血液量は体重の8%です。すると、動悸、息切れ、発熱や咳、顔の発汗や発疹、イライラ、不安、焦燥感、不眠など等、下から上に向かう症状「昇症」になるわけです。上に向かう症状が強くなると、排尿、排便、生理という下へ向かう症状「降症」は抑えられるため、一回にスッキリ排尿できないチビリチビリと出る頻尿、乏尿、便秘、閉経などが出現するのです。
加齢と共に血管の柔軟性が失われ、中性脂肪やコレステロールなどの沈着が加わってボロボロになって動脈硬化症になり、高血圧や動脈瘤が加わると血管が破裂し出血を起こし大事に至ります。そして腎臓の機能も低下し、血液の水分調節をするアクアポリンの能力が落ち、水分が低下してドロドロ血になって循環障害や熱中症を引き起こします。暑い時はこまめに水分補給をしましょう。体温が下がると、脂肪や糖の燃焼が悪くなって高血糖、高脂血症が起こってきます。低体温は血管を縮め、血行を悪くして、血圧を上げるのです。平熱より体温が1℃低下すると免疫力が30数%低下し、代謝が約12%落ちます。加齢と共に腰より下の筋量が減少すると毛細血管数も減少し、下半身が冷えてくると、大腸や前立腺、子宮、腎臓、泌尿器など下腹部に存在する臓器に病変が現れます。体温低下に起因する関節痛、神経痛など各種疼痛、高血圧、更年期障害、自律神経(自動的に臓器の働き、血管、循環、消化、排泄、ホルモン分泌、体温調節をコントロール)失調症、排泄分泌能力低下、アレルギー症状、うつ症状やガンなどの炎症性疾患や自己免疫疾患などを改善、予防、再発の阻止をするのも下肢や腹筋の筋肉運動が効果的です。
筋肉と骨はほとんど比例してます。「弱い筋肉には弱い骨」が「強い筋肉には強い骨」が存在します。筋肉を使うと、筋肉、毛細血管が増量し骨量を増やし、骨粗しょう症の予防、改善に繋がります。筋肉運動を継続することによって筋肉細胞の周辺の毛細血管が増生され、末梢血管抵抗が低下し血圧が下がります。筋トレはスポーツ選手だけにあるものではありません。筋肉を鍛えることによる効用は健康の維持、増進に素晴らしいものがあるのです。筋トレの結果、筋肉細胞の肥大、増量が起こり、基礎代謝が増大すれば体温が上昇します。中程度の運動で、直腸温度は2℃位上昇します。体温低下の大きな要因として発症するガン、高血圧、高脂血症、糖尿病、うつ症状(ストレスによる自律神経のバランスの乱れやセロトニン物質の低下も大きな原因)、自己免疫疾患など等の現代文明病の改善、予防に大きな力を発揮します。 糖尿病は膵臓のβ細胞から分泌されるインスリンの分泌不足で起こり、ほぼ例外なく上半身に比べ下半身が妙に細い人が成り易いのです。人間の体温の40%以上は、筋細胞の中で糖分、脂肪が燃焼され、産生されてますが、筋肉の70%以上が下半身に存在するので、下半身の筋肉の量が減少すると、血液中の糖分の燃焼、利用が少なくなり、血液中に燃え残った糖がたくさん残存する状態をいいます。こうした下半身の老化現象・下半身の筋肉の減少状態・尻欠け病は東洋医学では「腎虚」といいます。腰や膝の病、下腹のむくみやつり、頻尿、乏尿などの排尿の異常、インポテンツ、平行して疲れ目、白内障、老眼など目の症状や難聴、耳鳴り、歯の喪失、脱毛、白髪などの症状が現れてきます。東洋医学の「腎」は西洋医学の腎臓はもちろん、副腎、泌尿器、生殖器も含め「生命力」そのものです。糖尿病は「腎虚」からくる病気であるため、糖尿病になると糖尿病性腎症、腎不全、インポテンツ、下肢の痺れなどの下半身の症状と糖尿病性網膜症、失明なども伴う様々な合併症が発症します。腎虚になると、腹部の臍の上より下部がずっと、弱く抵抗力がないことがわかり、「臍下不仁」と言います。腰より下の筋力が弱くなっているということは、腰より下に収まっている内臓の力、つまり腎臓、副腎、泌尿器、生殖器の働きが低下しているのです。腎臓は血液を濾過し、必要なものは又血液に戻し、大半の老廃物を尿として排泄するところです。血圧を調整するレニンを分泌し、エリスロポイエチンという物質を生産して骨髄での赤血球の生産に関与しています。腎不全の人が貧血で体力が落ちるのは、この物質生産低下と大いに関係しています。さらに、腎臓ではビタミンDの活性化も行われているので、腎臓が悪くなると骨や歯、髪の毛が脆弱化するのです。副腎は5グラム程の極小の臓器だが人体が生命を維持するために必要なコーチゾールをはじめ、ナトリュームを再吸収して血圧の調整をし、脂肪を分解するホルモンがあり、重要なステロイドホルモンを分泌する内分泌官で、摘出されると、人間は数週間で死んでしまいます。副腎髄質から血圧上昇をつかさどるアドレナリンなどが分泌されます。こうしたホルモンは、体のストレスなどに速やかに反応して抵抗、病気の改善や予防をする働きがあります。睾丸は精子形成と弾性ホルモン・テストステロンの生成を行っています。
前立腺は精液の15~20%を占める前立腺液を生産し、精子の生存や運動に関与しています。卵巣は卵子の生産をすると共に女性ホルモン・エストロゲンを分泌しています。閉経前後の10年くらいに起きる女性の更年期障害(肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、不安感、不眠、便秘、下痢、頻尿、生理不順、腰痛)は卵巣から分泌される女性ホルモンの分泌低下により種々のホルモンのバランスが乱れ、その結果起きる不定愁訴などです。しかし、これも突き詰めれば、下半身の筋量、筋力の低下から引き起こされる症状なのです。このように西洋医学的にいっても、腎虚=腰より下の虚弱化は生命の営みに対して根元的な役割を果たしているホルモンの分泌の低下を招き、健康と生命の維持に大きく影響を与えているのです。こうした下半身に収まっている臓器の機能の働きは下半身の筋力(筋量)低下や増加に比例します。日頃からウオーキングやスクワット、自転車漕ぎ、腿上げなどで、毎日続けることが腎虚を防ぎ、いつまでも若々しく、病気のない楽しい人生を送るために、まさに重要なのです。
人間のあらゆる臓器は血液が運んでくる種々の栄養素、水分、酸素、ホルモン、免疫物質、白血球、赤血球などにより、その臓器特有の働きを遂行しているのですから、血液の循環の悪いところは、その臓器の機能低下を招き、やがて種々の病気を発症しやすくなります。人間の体重を支えている腰や下肢の筋肉が減少すると、腰や膝にかかる負担が多くなり、腰の骨や膝関節が痛んで痛みを生じます。「冷え」による血流障害です。筋肉は人体最大の発熱器官なので、下半身(臍から下)の筋肉(筋量)の減少による腰や下肢の冷えは、腰痛、膝痛の原因になっているのです。
人間の心臓はこぶしの大きさ位しかありません。よって、心臓だけで、全身に血液を送り出し、また身体の隅々の血液を心臓に引き戻すという圧力・力は到底ありえません。血液循環を助けているのが筋肉なのです。からだを動かすことにより、筋肉が収縮と弛緩を繰り返すと、それと平行して筋肉内を走っている血管も収縮と拡張を繰り返します。これを「乳搾り効果」=milking actionといいます。下肢の血液が重力に逆らって、心臓に戻ってくるためにはこの作用が絶対不可欠です。下半身の筋量が減少して、乳搾り効果が低下してくると下半身の静脈の血流が悪くなり、そこに血流が滞って、下肢のむくみや静脈瘤、痔などの血行不順が起きてきます。また、下半身が衰えると転倒骨折の確率が4倍になります。人体の筋肉は平均的に男性は45%、女性は36%を占めています。トレーニングやウオーキングをしている人は50%を超えることもあり、逆に運動不足や肥満の人は30%以下になることもあります。
一般に筋肉というと骨格筋(横紋筋)のことをいいますが、他に、心筋と平滑筋がある。平滑筋は胃腸や血管の壁をつくって、内臓筋ともいわれます。心筋は心臓のみに存在し、四六時中、休みなく働くので最も丈夫な筋肉です。骨格筋は数百本~数千本の筋繊維の束で成り立ち、0.05~0.1ミリで、長さは数ミリから数十センチです。お中・腹部には骨が存在しないため縦に走る腹直筋、横に走る腹横筋、斜めに走る腹斜筋の三層によって堅固に保護されています。腹部には重要な胃、腸、肝臓、胆嚢、脾臓、腎臓、子宮、卵巣など臓器が存在します。三層の腹筋と横隔膜の収縮によって腹圧を高め、分娩、大小便の排泄、嘔吐などに際して、強力な力を発揮します。腹筋が弱ってくると、大小便の排泄力が弱まり、便秘や頻尿などになりやすくなり、脱腸にもなります。
東洋医学では腹のことを「お中」といい、体の中心であり、体の種々の情報が隠されていると考えます。触診で臍の上部より下部の筋力が弱く、押さえるとペシャンコになる状態を「臍下不仁」といって「腎虚」の状態を意味し、体力の無い虚弱体質と診断します。手のひらで患者さんの腹を触り、冷たいなら、たとえ汗かきで暑がりのように見える人でも「冷え症」と判断します。「お中」(体の中心)が冷たいのだから、体全体が冷たいわけです。腎虚が存在すると、腰、下肢の冷え、むくみ、痛み、痺れ、排尿異常など、いわゆる「老化」の症状が現れます。下半身の力と目の力は比例するので腎虚の症状が出てくると、疲れ目、老眼、白内障、緑内障など目の病状が平行して現れます。お腹を温めると、全身が暖まりますし、お腹(胃腸)には、免疫細胞がたくさん存在しますので、体全体の免疫力が増強します。肝臓は精神的なストレスに関わる・精神の中心ともいわれるように、お腹を温めると、気分が良くなり、精神の状態も良好になります。お腹を温めるには腹筋を鍛えることと腹巻です。腹式呼吸も副交感神経優位になり精神が安定します。
うつ病はセロトニン(相対する緊張とリラックスなどの両方を制御する)という神経伝達物質の不足と大いに関係してますが、実はセロトニンの90%は腸に存在しているのです。ストレスや暴飲暴食で胃腸が不調になると、気分が優れなくなったりするのも、すべて腸のセロトニンを介していると推測されています。腸には神経や血管がたくさん存在し、免疫システムとも大いに関係しています。腸内にはパイエル板というリンパ球が組織化されて集まった場所があり、体全体のリンパ組織の内、凡そ70%が存在し、体の中の免疫力の中心になっています。こうした重要な働きをしている腸を保護しているのが腹筋ですから、腹筋が薄く、脂肪が多くてお腹が冷えていると腸も冷え、うつ病やストレスで胃腸が痛むような精神作用や免疫力も低下していると考えられます。逆に、腹筋が強くてお腹が温かければ、腸も温まって血行も良くなり、精神状態や免疫能力も良好に保てる訳です。日頃から、下肢、腹筋運動で下肢の筋肉や腹筋を鍛えて、お腹・お中を温めることは極めて重要なことで、心身(精神と肉体)の健康に欠くことが出来ません。ウオーキング30分かスクワットや仰向けで空の自転車漕ぎのいずれか50回、1日2~3回、腹筋運動、手のグーパー運動、腹式呼吸(随時)も非常に効果的です。
以上のように筋肉を鍛えること(特に下肢と腹筋)は素晴らしい効用 1.筋肉細胞の増量による基礎代謝の促進
2.心筋の毛細血管を増やして狭心症、心筋梗塞の改善・予防に役立つ 3.骨量を増やして骨粗しょう症の改善・予防をする 4.筋肉細胞への糖の取り込みが促進され、糖尿病の改善・予防に繋がる 5.血液中の脂肪を減少させる 6.肥満の改善
7.血圧の改善 8.消化管移送時間が早まり、大腸ガンの発生を抑え、運動による体温上昇が免疫力をも高めます 9.うつ症状の改善 10.痛み=冷えの改善(筋肉は人体の最大の発熱器官、運動後12~72時間も筋肉細胞の代謝活性が促される) 11.ガンの予防、再発の阻止 12.記憶力の維持とボケの予防(記憶中枢の海馬への血糖レベルの調整がスムーズになって萎縮が防止される。また「手と脳は直結している」、「手は第二の脳である」といわれ、手を動かすと同時に脳の血流が良くなります
13.血行の促進(脚は第二の心臓:milking action)14.筋力のある人が長生きをする(筋力の低下=免疫力の低下=生命力の低下=老化⇔筋力の増加=免疫力が増強=病気を予防=生命力が高まる=長寿)などがあります。
身体を緩め、心を癒して自律神経(交感・副交感神経)のバランスを整え、60兆個の細胞を活発に養い、老廃物を回収、排出し、個々の臓器、組織の機能活動の働きを高める気・血・水の流れを促進し、スムーズにし、生体のバランス平衡を獲得して「健康」を取り戻しましょう!!
指圧整体は経絡経穴療法を原点に疎筋通絡、陰陽調和、虚実補瀉の施術を通じて、生体のバランスや自律神経のバランスを整えて身体を癒す(身体的緊張をほぐし、臓器の機能活動を活発にすることで気持ちが楽になり、精神的緊張も解ける)ことで心も癒す(副交感神経優位)ことができます。
3大ストレス(働き過ぎ、悩み過ぎ、薬の飲み過ぎ)は身体に多大なダメージを与えます。交感神経の一方的な緊張により、1.アドレナリンの過剰作用により顆粒球の増加によって活性酸素が増加して細胞、組織、粘膜、遺伝子を損傷します。2.血管が収縮し血行障害、血行不良を生じます。副交感神経の低下により、3.排泄、分泌能力が低下します。4.リンパ球が減少し、免疫力が低下します。心の中の鬱積した思いを吐き出す(ストレス発散)ことも大切なことです。
身体の内部環境を調整、調和しているホルモンの分泌も自動制御の自律神経(臓器の働き、血管の収縮・拡張、心臓循環作用、呼吸作用、消化作用、排泄作用、体温調節などを自動コトロール)の統制下にあり、脳下垂体より各腺に指令が伝達され正常なホルモン分泌が行われます
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経脈の気血の流れをスムーズにし、ツボを刺激し、筋肉、腱、靭帯、関節の緊張を緩和、伸展し、骨格矯正をして全身の歪みを正して健康体を取り戻していこうとする「経絡経穴治療」を原点に、前面、後面、横(左右)面、頭部、上肢、下肢の全身施術を行います。また「疎筋通絡」の施術により、全身の気血の流れが調整されて臓腑協調、陰陽調和、病気の修復、健康回復・増進と筋、神経の疼痛軽減にすばらしい効果があります。全体、根本、原因を施術することにより血行が促進され、細胞、臓器、組織の働きが活発になって誰もが持っている免疫力、自然治癒力を増強し、恒常性維持機能を強力にバックアップします。血行(血液)は60兆個の細胞に栄養、水、気、酸素、免疫物質、赤血球、白血球、ホルモンなどを運び老廃物、二酸化炭素などを回収してます。細胞が活発になれば臓器、組織の働きが活性化し自律神経やホルモンなどのバランスが整って生体のバランス平衡がとれて「健康」に繋がります。すべての病気は気血の滞りが元凶なのです。経絡は身体の隅々まで流れる気の通路で、経絡上の気の出入口がツボです。通常はその施術前にフットバスで足を温めて頂きます。これは温める事により、心身がリラックスし身体を援ませる効果が高まり、治療の効果も増大します。施術後は5~10分(自己調整)休んでからお戻り頂きます。
東洋医学では病気になる前に身体を調整することによって免疫力、自然治癒力、健康維持力、生命力を高める「未病の治療」・「予防医学」を重視します。そして現代医学では解決のつかない不定愁訴症候群、更年期障害、自律神経失調症にも非常に効果があります。者に通院中、病後の方も相乗効果が高まり回復を早めます。対症療法・局部治療による薬害に注意してください。免疫力を下げる結果になります。根本、全体を調整をして健康を取り戻しましょう。ぜひ、不調の時、未病の内に指圧整体を体験してみてください。
経 絡 と 経 穴 (ツボ)
医学・東洋医学では身体をつくる重要な物質を「気」、「血」、「水」の3要素と認識しています。気とは生命活動の源となるエネルギーであり、目に見えないものですが、その働きを介して表現される無形のエネルギーです。天気、電気、陽気、元気、病気、活気、根気、気持ち、気分などのように、物自体よりその働きを感知しやすいものです。
元気というのは「気」が順調に巡っている状態、いわば「元気」=健康ということです。気は常に身体の中をスムーズに流れなければなりません。気が滞れば「病気」になります。気、血、水は身体の中をスムーズに流れることが非常に重要です。なぜなら、人体を構成する60兆個の細胞に栄養や水、酸素などを送り、また新陳代謝後の老廃物と二酸化炭素などの回収をもしているのです。
身体の中をくまなく張り巡らせた気の流れるルートを「経絡」といいます。経絡は身体の内部の内臓と連絡し、外へは皮膚、四肢に繋がります。至るところで隙間ない網絡(ネット)を作っています。身体の表面には、経絡の反応点として700以上(WHOは364を認定)にも及ぶ「経穴」ツボがあり、ツボ一個一個の「点」で繋がって「線」となり、それぞれが内部の内臓に連絡し、経絡の体系を作ります。人体の経絡系統は電車とその線路に例えられます。気血水は電車、経絡は線路(血管)、ツボは駅にあたります。電車が順調に走るためには、障害の無い整備された線路、駅の協調・調整が非常に重要です。経絡は神経系と循環系を包括しています。
指圧整体は全身の筋肉を緩め、体表にあるツボと経絡を刺激することにより、気血の巡りを整え、内臓、器官の働きを高め、自律神経(交感神経と副交感神経のバランス)と内分泌(ホルモン)の分泌を正して、生体のバランス平衡(陰陽のバランス)を保って、免疫力と自然治癒力を増強して「健康」に導きます。
指圧整体の治療作用
「経絡経穴療法」を原点に「疎筋通絡」、「虚実補寫」、「陰陽調整」などの施術を通じて臓腑、器官、組織、骨格の機能活動を高め、気と血液の流れをスムーズ・好循環にし、60兆個の細胞の新陳代謝を活発にして人間が本来持っている恒常性維持機能を強力にバックアップし、生体のバランスを整え、免疫力、自然治癒力、体力(心身の強さ)を増強して様々な歪み、不調、病気を改善に導きます。
頭痛、頚椎病、肩こり、五十肩、ムチウチ症、寝違い、頚・腰椎間板ヘルニア、ギックリ腰(急性期は絶対安静が必要です)、慢性腰痛、 リュウマチ、関節痛、打撲、捻挫、腱鞘炎、骨盤の歪み、全身疲労、自律神経失調症、不眠症、耳鳴り、高血圧、心・肝・腎臓疾患、胃・十二指腸潰瘍、胃下垂、便秘、下痢、気管支炎、喘息、糖尿病、花粉症、アトピー性皮膚炎、アレルギー鼻炎、肥満、生理痛、生理不順、不妊症、冷え性、更年期障害、消化不良、遺尿、ストレス緩和、不定愁訴、その他、、、、
◎腰椎(脊柱起立筋、回旋筋など)、仙腸関節、筋肉、筋膜(筋は線維性の膜で包まれている)、靭帯の断裂、損傷(捻挫)によるギックリ腰(突発性腰痛)などは急性期(炎症が治まるまで・起きた日から3~5日)は安静が必要です。氷嚢(ビニール袋)に水と氷を9:1の割合で用意し、2~3時間ごとに20分位、患部に直接あてて、一日3~4回、3日間は続けてください。ストレッチや揉んだりしないでください。
一番楽な姿勢で休んでください。もちろん、炎症(熱)が治まるまで入浴はいけません。炎症が引いたら温めて血行を良くし、指圧整体の施術を通じて再発を防ぎましょう。
